6歳のヴィヴィ子
ヴィヴィ子は、少し気弱なお嬢様タイプの子でした。
家族の間で一致していた、ヴィヴィ子へのイメージは、「レースをたっぷりあしらった真っ白な日傘をさし、上品な黒いフレアーのワンピースなんかを着た芦屋辺りの、セレブと散歩したらイッチバン綺麗!」という意見でした。
車に乗っていて道に少し迷うと、ヒコヒコって泣いて心配するんです。散歩でわざとヴィヴィ子のリードを道にポトッて落とすと、これまた心配して持ち手の部分を早く拾ってって訴えてくる、そんな子でした。それにスーちゃんやオーちゃんにも引っ付き虫でしたね。
でも、食いしん坊な面もピカイチでしたよ。どこかのお土産のお饅頭を、勝手に一箱平らげたこともあったし、習字で使う朱墨をどからか見つけて食べて、1週間ほど血便で苦しんだよね。(そのときはスーも共犯だったけど。)いたずらしたときは、”私知りません”って顔をして、耳にはしっかり証拠が残ってた・・・。可愛いヴィヴィちゃん。
7歳のヴィヴィ子 (左)